□打ち合わせ・設計の進め方
まず私共の仕事に共感や興味を持たれ、設計依頼してみようかなと
おもわれたら、お気軽に電話やメールでお問い合わせください。
電話やメールの応答から、相互に依頼関係が成立しそうであれば、
こちらの事務所にお出でください。きわめて大事なことを託すとこ
ろが、どんな様子なのか見極める必要があるのではないでしょうか。
初回はこのご縁を大切にして、無料建築相談をさせていただきます。
そこでご要望事項、ご予算、敷地資料、等をお伺いします。
一方、こちらは作品アルバム、模型、図面、過去の見積データー,
設計予算書、現場写真等をお見せしながら、こちらの業務特色、
打ち合わせ・設計の進め方、等をご説明します。これは雑談的
面談方式でおこないますので、私との人間的相性も良いか悪いか、
印象的見当がつかれるとおもいます。
そこで一度お帰りになって、検討された結果、依頼するか否やか
をご返事いただければ結構です。
私共にとりあえず企画設計からでも依頼してみようということにな
りましたら、先ず企画設計からはじまります。その時、着手金及び
企画設計料として実費(想定設計監理料の内7〜10%程度)を
いただきます。
企画設計とは、まずは現地調査、環境調査、役所調査、真北測量、
高低測量、公共上下水道調査、近隣地盤データー収集、等をします。
依頼主のお住まいにおうかがいして、再度希望条件をご家族ぐるみ
で面談的に伺います。この敷地に関する実際条件、依頼主のご要望
を把握し、はじめてプランニングがはじまります。
具体的平面プランを何通りも、相互合意するまで、何度でも立案提
示します。この平面プランを元に、規模、構造、予算等を相互合意
するまで割り出します。
つまりこの企画設計というのは、与条件下で最大の可能性は何か?
を、依頼主と設計者・私共でご一緒に探求することであります。
と同時にこの企画設計期間中に依頼主と設計者・私共がこれから長
きにわたり、設計・監理・アフターケア、とお付き合いできるかど
うかの人間的相性をご確認いただくことであり、この期間は「結婚
を前提とした恋愛期間」でもあります。
この期間を経ないで「何人かの設計者にコンペ形式で案を出させて、
設計者を決める」というのは、私からすれば、「何人かの設計者と
一度“お見合い”をして、生涯の“伴侶”を決める」ようなもので、
生涯の家づくりとしてはいかがなものか?いささか疑問です。
建築家を決めて家づくりをするというのは、その建築家の作品が
琴線に触れ、これは!と見そめて恋愛をし、結婚、理想にかなった
家(家庭)をつくるようなものではないでしょうか?
古代建築家の言葉に、「良い建築には、父としての依頼者、母とし
ての建築家がおり、両者の良い関係によって素晴らしい建築が生ま
れる」とあるそうです。
建築家だけいくら頑張っても良い家はできないとおもっていますし、
良い依頼主にめぐり会えると、私は仕事冥利を覚え、つい営利を忘
れて夢中になってしまいます。
ですから自慢じゃないですが、いーっつも貧乏暇なしです。
私共の場合、この企画設計で相互合意できてはじめて、設計契約
(婚約)をいたします。企画設計ではご納得いくまで、何通りも
平面プラン、設計予算書を作成します。
設計契約となれば着手時にいただいた実費は設計監理料に繰り込ま
れます。契約に至らない場合、初期三案くらいまでであれば途中精算、
後期であれば着手時の実費はそのままいただくことになります。
設計契約後は基本設計、確認申請、実施設計、と一つ一つお打ち合わ
せ、ご確認いただきながら進め、実施設計図を何社かに発行、見積もり
合わせを行い、予定金額に向けて見積調整・施工者絞込みをします。
調整がつき、施工者決定となりましたら、工事契約、着工となり、
依頼主の側に立ってシッカリと現場工事監理をいたします。
この工事監理はただ図面を具現化するだけでなく、手抜き工事、
施工ミスの排除、品質管理、工程管理等、極めて大事な業務です。
弊所はこの工事監理にも極めて力を入れています。
□工事監理の方法
施工業者が決まりましたら、原則として週1回の「現場定例打ち合わせ」
を行います。施工の前にあらかじめ施工図で徹底的に打ち合わせします。
施工に入りましたら、そのとおり実行されたかを徹底的に現場チェック
します。現場での思いつきや図面ミスによる変更によるおもわぬ手直し、
おもわぬ追加工事、施工ミスや手抜き工事、を極力無くすよう努めます。

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