その2年後の2007年、出力管:KT66は、
まぎれもなきオリジナル、未使用新品のイギリスは
純正G.E.C.製を入手、差し替える。
出力管はプッシュプルなので、ペアの管の特性が
そろっていなければならない。ヴィンテージものなので、
出所もしかるべきものでなければならない。
この管の選定には
サウンドボックスのM氏に全面的に信頼
をおいた。
さてその音は、差し替え当初はエージングを経てない
のか、かたい音ではあったが、時を経るにしたがって
キレと解像力を保ちながら音に深みが増してくるよう
になったとおもわれる。


出力管:KT66を差し替えるついでに、その左手にある
小管のドライバー管、その奥の整流管も純正Mullard製に
差し替えた。
正直いって、あまり音の違いはよくわからないが、真空管は
全て純正ということで精神衛生上よろしく、これで迷いなく
音楽にのめり込むことができる・・・と自分に言い聞かせて
いる。

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