ビルトインガレージ・ガレージ

愛車と寄り添う「ビルトインガレージ・ガレージハウス」

横山 浩介(一級建築士)

本コンテンツ内の画像はイメージであり、当事務所で建築・設計していないものも含まれます。

公開日:2017年10月14日

↑出典:協力事務所 有限会社AMO設計事務所フェラーリを望む家

 

こんにちは、横山 浩介です。

皆さん、戸建がいいのか?マンションがいいのか?なんて悩んだりしていませんか?

 

戸建のアドバンテージの一つに「駐車スペース」が挙げられます。

マンションの場合、毎月費用を支払って駐車場を借りる必要があります。

それに比べて、戸建の場合、敷地内に駐車スペースを確保すれば一切費用はかかりません。

地域によって大きく異なると思いますが、月極駐車場が月2万円とした場合、1年間で24万円、10年間で240万円、40年間でなんと約1,000万円もの差が生まれます。

 

経済的な利点以外にも、戸建の場合、駐車位置から居住スペースまでの距離が短いのも大きな利点です。

マンションの場合、共用の駐車場になりますので、そこからエレベーターを介してご自宅に行く必要があります。

手ぶらの場合はさほど気にならないかもしれませんが、買い物帰りや小さなお子様がいる場合など、距離の差を大きく感じると思います。

 

つまり、戸建は、車を所有している方にはとても大きなメリットがあります。

そのような訳で、今回は戸建における「駐車スペース」に焦点を当てて見て行きたいと思います。

 


 

設計時の平面計画で重要となるのが「駐車スペース」と「エントランスの位置」。

道路付けや敷地の形状を見ながら、それらの位置をあれこれと何度も何度も図面を引きます。

 

駐車スペースは大きいので、その位置によって、間取り、採光、生活動線などに大きく影響が出ます。

そのため、「ガレージの位置が建物の平面計画を決める」と言っても過言ではないくらい重要な要素です。

全体構成をしっかり考えながら、心地のいい生活空間とガレージをバランスよく計画したいですね。

 


 

敷地内の駐車スペースとしては、主に以下の3つに分けることができます。

建物とは完全に別で屋外に駐車スペースを設ける「カーポート」

 

 

建物の構成要素、ボリュームと建ぺい率に余裕がない場合は、一般的にこのケースが多いです。

建物の内部に駐車スペースを設ける「ビルトインガレージ」

 

ホテルライクな空間「ツインコートハウス」

 

法規上においても、家の延床面積の1/5までは容積緩和を受けられますので、容積率に余裕が無い場合でも、上手にプランニングして実現できるケースが多いです。

 

「ビルトインガレージ」のメリット

 

ボディの汚れや劣化を防いでくれる!

 

屋外の駐車スペースに設けるポリカーボネイト屋根と柱で構成されたものとは異なり、壁と天井で囲まれているので、太陽光や雨・風から愛車を守り、ボディの汚れや劣化を防ぎます。

都心部ではもちろん、海の近くで潮風の影響を受けやすい地域や豪雪地域などではより一層大きなメリットだと思います。

前面がオープンでも効果的ですが、シャッターを設けられれば尚良いですね。

(いつでも綺麗な車というだけで気分が違いますよね。うんうん、分かります^^)

 

居住スペースと繋がっているから快適!

 

ガレージと居住スペースをつなげば、どんなに雨が降っていても、濡れることなく出入りができます。傘なんて要りません!

荷物の出し入れもラクでストレスフリー。コストコでまとめ買いしても安心です^^

 

大きめの荷物置き場としても活用できる!

 

スペースに余裕がある場合は、ガレージの奥に収納スペースを設け、スタッドレスタイヤや工具、ゴルフバッグ、スノーボード、キャンプ用品等が収納できてしまいます。

荷物をいつでもすぐに車に乗せられるので、気軽に、家族でキャンプに行ったり、こっそりゴルフに行ったり、趣味に没頭したりできます。

 

盗まれない!

 

特にバイクには、盗難のリスクがつきまといます。

前面にシャッターが必要ですが、きっちり施錠することにより、盗難リスクが激減します。

 

バイクギャラリーのある住まい「Moto Gallery」

 

愛車と寄り添う「ガレージハウス」「プレミアムビルトインガレージ」

*通常の「ビルトインガレージ」と区別するために、プレミアムを頭に付けてみました
(私の造語です^^)

 

↑出典:協力事務所 有限会社AMO設計事務所フェラーリを望む家

 

車・バイクを「停めるだけ」のスペースではなく、ガレージをガラス張りにしてエントランスや廊下、リビング・ダイニングから愛車を眺められるようにします。

もはや車を「置く」ではなく、愛車と「暮らす」という概念です。

憧れますね、大好きな愛車と寄り添う暮らし。

 

バイクギャラリーのある住まい「Moto Gallery」

 

*現在、車の置き場という「車庫」でなく、「愛車の家」と言えるガレージハウスを設計中ですので、完成後に「建築実例」にアップできればと思います。

 

ビルトインガレージのデメリット

 

ビルトインガレージのデメリットにも触れておきたいと思います。

・家の中に車のスペースを設ける分、部屋の構成に影響が出る。

・ガレージの出入口の開口を広く取るため、構造的に不安定になりがちなので、しっかりと構造面を考える必要がある。

・専用の照明や給気・排気設備を設けなければならないので、少しお金が掛かる。

 

デメリットをまとめると、スペースとお金の問題になります。

それらがクリアできるようでしたら、ビルトインガレージにはメリットしかありません。

 

まとめ

 

愛車用の大きな部屋を一つ造るのですから、その分コストは掛かると思いますが、それを上回るメリットが十分にあると思います。

「ビルトインガレージ」は男のロマンでもありますから、敷地と予算に余裕があって、さらに、奥様にもご理解いただけるようでしたら、是非カッコイイ「ビルトインガレージ」を作っちゃってください。

私個人的には、より人生が豊かになるような、そんな気さえします。
大袈裟でしょうかね。

 

「ビルトインガレージ」「ガレージハウス」「プレミアムビルトインガレージ」の設計も承っています。お気軽にご相談ください。

 

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公開日:2017年10月14日

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